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【頭(考え)】【心(気持ち)】【体(動作)】の３つの要素は、言うまでもなく全てリンクしています。これは逆に言うと、その中の１つの要素を取り出してみることで、他の要素がどういう状態にあるかを推測するとこと可能だという事でもあります。たとえばその人の考え方(頭)から気持ち(心)や動作(体)を推測したり、あるいは動作(体)から考え方(頭)や気持ち(心)を推し量ることも出来るのです。
つまり、【頭(考え)】【心(気持ち)】【体(動作)】はそれぞれが補完しあうことによってバランスを保っており、この３つの要素から人間を眺めた場合、それぞれがバランスよく機能することによって初めて、その人が本来備えている能力を発揮できるということが分かります。
この関係を三角形を使って表わすと右図のようになります。
このように、三角形の三つの端をI【頭(考え)】E【心(気持ち)】P【体(動作)】がそれぞれ担っており、それぞれがバランスよく配置されることで正三角形が成立しています。辺の長さが異なる二等辺三角形や直角三角形ではなく、三点が均等に置かれた正三角形を作ることが、《頭・心・体》のバランスを生み出すことにつながっているのです。
たとえば、【頭】で考えてばかりいると、なかなか【体】で行動することができなかったり、【気持ち】ばかりが先行して、思いに駆られて行動すると、【考え】が伴わないためにちきんとした【動作】ができなかったり、また【体】の動きばかり優先してしまうと、【考え】に基づいていないため支離滅裂とした意味のない動きになってしまったりと、三角形のゆがみが、それぞれの要素に対する負荷となって作用し、バランスを崩してしまいます。だからこそ、どんな場面でも、常に三角形のバランスを保つことが大切になるのです。
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